ラインマーカーズ
穂村弘の歌集「ラインマーカーズ」を読みました。
思いもよらない言葉と言葉が連なって面白いリズムで想像力がとても働きました。
最初は「えっなにこれ意味がわからない」と思って読んでたのですが、何回も読んでる内に面白くなってきて穂村弘の世界観に入り込んでしまうとカラフルでポップなキッチュで楽しいです。
いいなぁと思った句をメモりました。
飛ばされて帽子は海へ 今朝はもうおまえの心など見たく無い
シャボンまみれの猫が逃げ出す午下り 永遠なんてどこにも無いさ
シャボン玉は必ず破れますもんね。
夜のあちこちでTAXIがドア開く 飛び立つカブトムシの真似して
夜のススキノはカブトムシだらけです。
神は死んだ ニーチェも死んだ 髭をとったサンタクロースはパパだった
幻想でした。
ここらへんにしときます。手紙魔まみのやつアレなんだったんだろう…面白いけど前作とかの登場人物なのでしょうか? 他の作品も気になります。
いろいろ面白すぎてたくさんメモしちゃったのですが、とっても面白いです。エッセイも面白いです。