The Missing Piece

たまたま見つけた絵本「僕を探しに」という本が目に入って、図書館で見てみた。
「自分は欠けていて幸せじゃない。」と言う少し欠けた丸い主人公がいて、
その欠けた欠片を探して旅に出るというシンプルなお話し。
自分探しの旅にいく私のような若者っぽい話。

子供向けの絵本にもなるけど、大人でも読めるというか当てはまるなぁと思った。
少し欠けているくらいの方が楽しいよというメッセージが伝わった。

あとがきにこんな言葉があった。

私たちの人生は自分の足りない何かを求めてどこまでもころがっていくという
物語とはかなり様子の違ったものである。
そういうことをある時期に卒業して大人になるのが普通の人間なので
いつまでも自分のmissing pieceを追い続ける、
というよりその何かが「ない」という観念をもちつづけることが
生きるすべてであるような人間は芸術家であったり駄目な人間であったりして、
とにかく特殊な人間に限られる。


自分の事ばかり考えて自分にないものを求めるのはもうやめたいな。大人になりたい。
欠けた部分ばかり目にいくけど、他のところも見ないとね。
そこを踏まえればもっともっと自分が好きになって人間が好きになって自信がつくのかな。

新装 ぼくを探しに

新装 ぼくを探しに