好き好き大好き超愛してる

舞城王太郎の小説を読む。 この本の冒頭がラブリーサマーちゃんの曲の歌詞になっていて、それを呟いたらご本人からリプライがきて私のバイブルです!と言ってくれた。とっても嬉しかった。 飛行機の中で読もうと思う。 このブログは来年で11年目です。 超絶…

色彩を持たない多崎つくる

今日も今日とて村上春樹を図書館で読んでいる。20分くらいしか集中して読めない。 何者にもなれず、有名人にもなれず、特別な人間にもなれず、何も成し遂げられず、ただの凡人として退屈な日々を生きる人生になんの意味があるんだろうか。 でも、恋人や家族…

どろっどろな沼

小学生の時はそこまで疑問を感じることは無かったけど、 中学の時は自分の意識、見てる世界しか見れないのが不思議だってことを考えてた気がする。 それが「哲学」っていう名前だったっていうのをここ数年で分かった。 実在的・超越的世界?客観すぎて意識が…

The Missing Piece

たまたま見つけた絵本「僕を探しに」という本が目に入って、図書館で見てみた。 「自分は欠けていて幸せじゃない。」と言う少し欠けた丸い主人公がいて、 その欠けた欠片を探して旅に出るというシンプルなお話し。 自分探しの旅にいく私のような若者っぽい話…

ラインマーカーズ

穂村弘の歌集「ラインマーカーズ」を読みました。 思いもよらない言葉と言葉が連なって面白いリズムで想像力がとても働きました。 最初は「えっなにこれ意味がわからない」と思って読んでたのですが、何回も読んでる内に面白くなってきて穂村弘の世界観に入…

ここは退屈迎えにきて

山内マリコさんの「ここは退屈迎えにきて」読みました。 地方に住んでいて少しこじらせてる女性の短編で各編に椎名という色々完璧なリア充男が出てくるところとかちゃんと繋がっていて面白くて楽しく物語に入り込めた。 というか、その女性に感情移入という…

蹴りたい背中

綿矢りさの「蹴りたい背中」という本を読んだ。まさかの19歳で書いて芥川賞受賞したとは…書き出しがとても好き。 さびしさは鳴る。耳が痛くなるほど高く澄んだ鈴の音で鳴り響いて、胸を締め付けるから、せめて周りには聞こえないように、私はプリントを指…

しろいろの街の、その骨の体温の

今日は気になっていた本「しろいろの街の、その骨の体温の」を読んだ。読み始めると止まら無くて一気に読了した。 ニュータウンに住む思春期の女の子の物語で、主人公はスクールカーストでいうと中位で「おとなしい真面目な女の子グループ」に属し、上位も下…

まさかジープで来るとは

せきしろ 又吉直樹(ピース) 2人が書いた自由律俳句とエッセイが載ってる本 自由律俳句はたった1行でその様子が浮かんでくるところが凄いと思った。 まさにツイッターだなぁ。こんな短い文で上手いこと呟けないけど… ネガティブだけど笑えたり共感できる…

中村文則さんの作品が大好きなのでその中の「銃」という本の感想 主人公の大学生がある日、自殺した死体から銃を拾ったことで非日常に変わり、人を殺す為に作られたその美しい銃から使命感を感じ 取り憑かれる物語 読んでる間ずっと緊張しのめり込んでいくほ…